ブックレビュー2:成功はゴミ箱の中に(レイ・クロック、ロバート・アンダーソン)
こんにちは
アジュベです。
本の紹介です。
本日は、私の3大バイブルの一つです。
プレジデント社
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今年映画化されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
あのマクドナルドを創業した、
アメリカ人のレイ・クロックさんの自伝です。
どういう内容かというと、とにかくひたすら
働いて働いて働きまくるの繰り返しです。
文章から伝わって来るスピード感たるや、
常人では到底真似できないレベルです。
さらにクロックさんの経営手法で尊敬できるのは、
すぐに利益をもぎ取るのではなく、
ひとつの店舗が成功したらそこで得た利益を
他の店舗の投資に回す、それを繰り返し続けるという点です。
すごく視座の高い方だったのだと思います。
ここまで言うと、スーパーマンというか、自分とは関係ないや
みたいに感じるかもしれません。
確かに凄い人ではあるのですが、でもクロックさん、
52歳まではサラリーマンでした。
ペーパーカップやマルチミキサーの営業マンです。
もちろんトップ営業マンでしたが。
そんな彼が52歳で、「マクドナルド」というイケてるハンバーガー屋に出会います。
そう、クロックさんは元々あったハンバーガー屋をチェーン化した人なのです。
しかし、最初は、マクドナルドの店舗が増えれば
自分が売り込むマルチミキサーの販売数も増えるだろう、
という目算だったよう。
つまり、マクドナルドがフック、マルチミキサーが回収エンジン、というわけです。
ちなみにマルチミキサーはこんな感じ。
その後の奔走ぶりと活躍ぶりは本書に書かれている通りですが、
もうひとつ彼の親しみを感じる点を。
クロックさん、一度離婚しているんです。
そして、なんと、今までに一番好きになったという人と再婚しました。
昔から好きだったとのこと。
リップサービスを差し引いても、人間味が感じられますね。
この本の教訓としては、問題に直面した時に、
できるかできないかと考えるのではなく、
どうすれば解決するのかと考えることが重要、
そして、
アクションは迅速に、
ということです。
今でも仕事で悩む時、こんな状況に陥ったらレイ・クロックはどうするかな、
と想像します。
そしていつも答えは同じ、
彼ならもうこの瞬間に動き出しているな、
です。
ハウツー本ではありませんし、現在の延長で人生を改善する指針でもありません。
ドラスティックに人生を変えたい人、
そんな方におすすめです。
ではまた