東京の歩き方 How to walk around Tokyo

ビールと本について書くブログ。時々 カフェとNFL

ペイトリオッツ本拠地、ジレットスタジアムまでの具体的な行き方

こんにちは

アジュベです。

 

そろそろNFLについても書いてみたいと思う今日この頃。

しかし悲しいかな、

トムブレイディ率いる我らがニューイングランド・ペイトリオッツ

今季これまでピリッとしない成績です。

 

なのでまずは、2年前の2015年の話、ペイトリオッツの本拠地、

アメリカはニューイングランド州にある

 

ジレットスタジアムまで試合観戦に

行った時のことを書こうと思います。

 

2015年11月23日(月)のこと、

 

ボストン市内から電車で1時間でした。

 

そもそも、なぜ現地での試合観戦について書こうと思ったかというと、

 

ボストン市内からスタジアムまでのアクセスについて、

情報があまりにも少なかったからです。

 

スタジアムのホームページでも以下のような有様です。

www.gillettestadium.com

車でのアクセス方法しか書かれていません。

さすが車社会アメリカ。

 

さて、説明に戻ります。

 

当時、前々職を退職することになり、有休消化を利用して2週間、

海外を旅した最後の国がアメリカでした。

 

回った都市では、

 

香港→シンガポール→パリ→ロンドン→ボストン

→ニューヨーク、

 

の順です。

 

ボストンに行った目的は一つ、

 

ペイトリオッツの試合を観戦するためです。

ネットで試合のチケットを予約し、そこから旅の行程を組み立て始めました。

ちなみにチケットは以下の通り。

 

40,608円でした。

 

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ご覧の通り、元は89米ドル、当時の為替レートで、

11,000円程度です。

 

つまり、

 

価格が約4倍に膨らんでいます!

 

しかしこれは想定内。

もともとNFLのチケットは転売での入手が当たり前で、

アメリカ人が買っても、スタジアムの上の方、選手が米粒程度にしか見えない席で、

一人3万〜4万円ほどすると何かの記事で目にしました。

 

さて、チケットを握りしめ、ボストンの街に到着しました。

1泊したのち、いよいよ翌日、11月23日月曜が試合の日です。

 

午前中にボストンの中心にある、サウスステーションに行き、

スタジアムまでの列車のチケットを買うことにしました。

Commuter rail (コミューターレイル)という路線です。

 

やりとりが複雑になるのは嫌なので、

駅員さんにペイトリオッツ戦のチケットを見せながらシンプルに伝えます。

 

"I wanna go to the stadium to watch this game."

 

我ながら完璧なコミュニケーションでした。

 

駅員さんには一発で理解していただき、

列車のチケットはすんなり買うことができました。

 

しかしこの駅、ペイトリオッツ

試合がある時にだけ使用し、

 

ボストン市内からの列車も、

 

試合のある日だけ、1往復の運行のみ。

 

以下、列車の公式ホームページです。

www.mbta.com

 

コミューターレイルのHPは以下のとおり。

 

https://d3044s2alrsxog.cloudfront.net/sites/default/files/maps/Commuter_Rail_Map.pdf

 

ジレットストジアム駅は、画面中央下、Walpole駅とFoxboro駅の間に存在します。

するはずです。

しかし何も書かれていない!

「ふざけるな!」とお怒りになったあなた、

大正解です。

 

念のためにグーグルマップで位置を確認しておきます。

Google マップ

 

ほらね。

 

このように、

 

電車で来る人はまともに相手にしていません。

 

だって、スタジアムのキャパ約6万人に対して、

列車はボストンとプロビデンスから、それぞれ一本ずつ。

仮に、15両編成として、2階建だから1階あたり100人乗れるとすれば、

列車で来れる最大人数は、

100人✖️2階✖️15両✖️2方向=6000人です。

詰め込んで1.5倍乗れたとしても、せいぜいが1万人でしょう。

普通は車で来るんです。

 

そして、

 

昼からBBQをしてビールを飲む、

 

いわゆるテールゲートパーティーを楽しむのが
彼らのスタイル。

 

一人4万円のチケットですもんね、

それくらいしなければ元が取れません。

 

さて、そんなこんなで列車に乗り込みました。

 

20分遅れの発車です。

 

ジレットスタジアムについたのは20時頃、

キックオフの30分前です。

 

駅からスタジアムの駐車場を通り抜け、

すでにビールで出来上がったファンたちとハイタッチを交わし、

厳重なセキュリティチェックを受けていざ入場です!

 

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きれいな写真がなくて申し訳ないです。

しかし躍動感は少しは伝わるでしょうか。

 

3枚目の写真、左側に写っているのは、

 

ペイトリオッツのマスコットの巨大バルーンです。

 

フィールドでイベントをしていたようです。

 

そしてこれからいざ自席へ!

 

日本の野球場のような狭い階段は通りません。

物流センターのランプウェイのような、

幅10mはあろうかという螺旋状のスロープを登っていきます。

スタジアムに鳴り響く爆音のロックンロールを聴きながら。

もはやこれは単なるスポーツではありませんでした。

 

ザッツエンターテインメント!!

 

さすが、エンタメの国、アメリカです。

楽しませ方が半端ではありません。

心の底から沸き起こるようなワクワク感、

そりゃあ4万円なんて全然高くないですよ。

 

そして試合を飲みながらひたすらビール!

とはいきませんでした。

なんせ11月末のニューイングランド州、

 

無茶苦茶寒かったです。

 

後からネットで調べたところ、

 

気温は0℃とのこと。

 

でも実感からするに、

 

実際はもっと寒かったと思います。

 

なんせ大のビール好き、どこにいっても必ずビールを飲む私が、

ヒートテックやニット、ダウンジャケットなど

それなりの寒さ対策をして臨んだにも関わらず、

 

寒すぎてビールを一度も買わなかったんですから。

 

途中トイレに行くと、中でビールを飲んでるおっちゃんが

ちらほらいたくらいですから。

それにしてもこのおっちゃんたちは何のためにスタジアムに来たのだろうか。

 

しかし、おっちゃんは除くとして、

 

アメリカ人は体の出来が違います。

 

寒空の下、ガブガブとビールを飲んでいきます。

 

私の左前にいた女性、終始立ちっぱなしで叫びながらペイトリオッツを応援し、

何度も売り子のお姉さんからハイネケンを購入していました。

すごいの一言です。

 

さて、ビールの話しはこれくらいにして

ゲームの話をしましょう。

といっても、ゲーム以外の要素が楽しかったです。

まずはロックが流れます。

ボンジョヴィや、その他90年代以前の、

日本人にも馴染みの深い曲がガンガン大音量で流れます。

例えばボンジョヴィのLivin' On A Prayer が流れた時、

 

"Woah, we're half way there"

 

で、音楽が途切れます。

そして、


"Woah, livin' on a prayer"

 

を観客だけで合唱します。

 

試合そっちのけです。

 

ボンジョヴィのコンサートのようです。

 

そんな状態が続くものなので、

正直試合の内容はあまり覚えていません。

ペイトリオッツが勝ったということだけ覚えています。

 

応援についても書いておきます。

おそらくですが、チームごとの観客席がどの位置かというのは

決まってないのではないでしょうか。

まあ圧倒的にペイトリオッツファンが多かったからかもしれませんが。

そして日本のプロ野球のような応援もありません。

 

面白いのが、観客席のフロアとフロアの間にある、

横に長い帯状のオーロラヴィジョン。

ここにメッセージがでます。

ペイトリオッツの攻撃の際。

 

「静かに!」

 

と出るんです。

おお、ロックで騒いでるとはいえ、紳士的なんだな

と感心した私が馬鹿でした。

翻って相手チーム、バッファロー・ビルズの攻撃になった時でした。

オーロラヴィジョンは一斉に、

 

「ブーイングしろ!」

 

などというメッセージを表示。

なんて人たちですか、全く。

 

逆に笑えてきました。

 

そんなこんなで寒さに耐えながら試合を見続けていたのですが、

12時近くになってきました。

もうすぐ試合も終わりそうです。

 

そして列車が出るのは、

ゲームセットから30分後と決まっています。

 

おさらいですが、

 

キャパ6万人のスタジアムで列車のキャパは6千人、

 

ボストンに帰る列車に限れば3千人です。

 

あえて試合が終わる前に、私は席を後にしました。

無茶苦茶寒かったしね!

 

その後、列車が駅を出たのは12時35分でした。

揺られること1時間でサウスステーションにつき、

駅を出てすぐ近くにいたお兄さんとタクシーをシェアして

宿についたのは深夜2時。

 

翌日は6時に起きて、9時すぐのアムトラックで旅の最終目的地、

ニューヨークへ向かうのでした。

超絶薄いアメリカンコーヒーを飲みながら。

 

最後に、ジレットスタジアムまでの行き方をおさらいしておきます。

 

【行き】

サウスステーション(ボストン中心部の駅)

 ~約1時間 by コミューターレイル~

 (試合のある日のみ、1日1往復。往復で20ドル)

ジレットスタジアム駅

 

【帰り】

ジレットスタジアム駅

  ~約1時間 by コミューターレイル~

 (行きの列車が、試合終了まで待っている。試合終了後30後に出発)

 サウスステーション(ボストン中心部の駅)

 

ではまた