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ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則(ジム・コリンズ) ブックレビュー19

こんにちは、

アジュベです。

 

あまりにも有名なので、ご存知の方も多すぎるくらいに多い名著のご紹介です。

 

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
ジム・コリンズ
日経BP
売り上げランキング: 960
まずは②を読み、その後に①を読みましょう
 
早速ですが本書、著者ジムコリンズ氏もおっしゃっている通り、
ビジョナリーカンパニー(①:シリーズの第1作)の前に読んだ方が良いです。
まずは②を読み、その次に①を読むのが適切な流れです。
スターウォーズと同じとお考えください。
 
経営者の古典的バイブル
 
さて、本書は発刊から20年近く経っており、
ビジネスパーソンが読むべき書籍としてあまりにも有名です。
経営者にとってはなおの事で、自社を発展されるために何をすべきか、
指針としている方も多いでしょう
 
シリーズ第1作と比べてより実用的
 
シリーズ第1作と比較した本書の特徴は、ベンチマーク企業との1対1の比較ではなく、
業界内での複数企業との比較をしている点にあります。
さらには、比較結果という事実を記述するに留まらず、
企業が成功するために何をすべきなのか、
一般論にまで昇華させることにより、
誰しもが自分の会社に活用できるような、実用性を生み出している点も、
①との違いといえます。
例えば有名な“だれをバスに乗せるか”や、他には“人ではなく、システムを管理する”など。
これらは事例を用いて説明した後に、3〜4行のメッセージでまとめられています。
 
途中のまどろっこしい文章は読み飛ばしましょう
 
ただ、この事例説明、箇所によっては同じことの言い換えを繰り返しており、
、読んでいてまどろっこしく感じることが多々あります。
そこは割り切り、スパッと端折って読み進めましょう。
 
組織変革の時間軸は要議論
 
1点、本書の内容で共感し切れていないところ、
私自身が答えを出し切れていないところがあります。
それは、組織の変革には時間がかかる、ということ。
これは、私自身がこれまで仕事をしてきた実感や、
他のバイブル的なビジネス書籍の主張の逆をいく主張です。
私の、コンサルタントという自分の職業も関係しているのかも。
もしかすると前提とする条件などを鑑みると、逆の主張ではないのかもしれませんが。
これからの要検証事項と捉えています。
 
経営者必読
 
まずは(弊社も含めて)経営者必読の書籍です。
 
ではまた