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ビールと本について書くブログ。時々 カフェとNFL

ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言(田端 信太郎) ブックレビュー16

こんにちは、
アジュベです。
 
田端信太郎さんの著書の紹介です。
 
ブランド人になれ!  会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)
田端 信太郎
幻冬舎 (2018-07-06)
売り上げランキング: 1,033
田端氏はリクルートでフリーマガジンのR25を立ち上げられた方で、
ライブドアやLINEを経て、現在スタートトゥデイで
コミュニケーションデザイン室長をされています。
twitterへもよく投稿されている、いわゆるインフルエンサーです。
 
 
さて本書は、ビジネスパーソンがこれからの時代をどうすれば乗り越えていけるのか、
仕事を楽しみ、同時に満足のできる収入を得る、自分の属する企業でなく、
自分自身の価値で生きていける“ブランド人”になるためには
どのようなマインドセットを持ち、職場でどのように行動すべきなのかを
指南している本です。
 
いつでも、どの箇所からでも読みやすい
 
本書の構成は、“汗水に価値はない”などといった端的なメッセージの後に、
それぞれ2〜5ページ程度で具体的な説明が記載されており、
隙間時間を活用して読み進めたり、目次を確認し、気になる箇所から
優先的に読んだりと、柔軟な読み方に対応できる構成になっています。
 
リアルなシーンと断言口調が突き刺さる
 
書かれているメッセージは一般論的な事柄が多いですが、
その説明の内容は、田端氏のリクルート時代やライブドア時代など、
実際にビジネスパーソンとして働かれていた内容も盛り込まれており、
具体的なシーンを想像することができます。
さらに、問いかけ形式ではなく、一言ひとこと氏が断言している文体なので
潔さが感じられて心地良い。
全く説教臭く感じませんでしたが、企業におんぶに抱っこなマインドの方が読むと
“説教くさいなあ”と感じるのかもしれません。
そもそもそういう方は本書を読まなくて良いと思いますが。
 
まさしく“指南書”にしたい本
 
プロローグに出てくる、“会社の名前ではなく、自分の名前で仕事をする「ブランド人」にならなくては、もうダメなのだ”という一文、
この意見には大賛成で、私自身も普段仕事をしながら、肌でビシビシと感じています。
そしてこの流れはさらに加速していくのでしょう。
時代の変化に取り残されないためにも一度は読んで、
そして書棚に入れておき、生き方、働き方に迷いが出た時に
何度でも読み返したくなる一冊です。
 
ではまた