東京の歩き方 How to walk around Tokyo

ビールと本について書くブログ。時々 カフェとNFL

ビジネスモデル全史(三谷 宏治) ブックレビュー11

こんにちは

アジュベです。

 

ビジネスモデルに関する本の紹介です。

 

著者は三谷宏治さん。

早稲田ビジネススクール客員教授をされており、

BCGやアクセンチュアで働かれていた方です。

 

ビジネスモデル全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
 
 
 
本書はビジネスモデルの歴史を、1990年、1991〜2001年、2002年以降に分け
各時代を代表する企業のビジネスモデルと、その経営者の考え方や行動を
記載しています。
 
また、コラムでは、クリス・アンダーソン孫正義
マイケル・デルとジェフ・ベゾス、といった、著名な経営者などの
架空の対談が書かれています。
 
総論は近代のビジネスモデルの変遷なので、
ざっとどんなビジネスモデルが存在するのかや、
企業・経営者・ビジネスモデルのベストプラクティスを
知りたいという方におすすめです。
さらに各論を知りたいという方は、本書内で紹介されている本を読めば良いでしょう。
 
この本の面白いところは、ビジネスモデルの変遷がわかる、
というところだと思います。
本にも書かれていますが、どんなに優れた競争優位性でも、
10年経てば陳腐化してしまいます。
だから、どんなに有名で成功したビジネスモデルでも、
それだけを知ると時代への適合性に目が行きづらくなります。
そうならないためにも、成功だけでなく、時代とともに変化してきたことがわかる
本書の価値があるのだと思います。
 
とはいえ、この本だけを読んでも、例えばコンサルタント
仕事の質をすぐに高めることはできないでしょう。
まずはビジネスモデルを知る入り口としての位置付けです。
繰り返しになりますが、各論は個々を深掘った本を読みましょう。
 
ではまた