東京の歩き方 How to walk around Tokyo

ビールと本について書くブログ。時々 カフェとNFL

佐藤可士和の超整理術(佐藤 可士和) ブックレビュー10

こんにちは

アジュベです。

 

整理整頓に関する本をご紹介します。

最終的にすっきりと整理させるための本です。

 

著者はご存知、佐藤可士和さん。

デザインオフィスのサムライの代表で、

ご自身もアートディレクター、クリエイティブディレクターを

されています。

  

佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)
 
 
 
本書では、空間の整理、情報の整理、思考の整理の3ステップで
それぞれについて具体的な整理の方法を指南しています。
 
しかし最終目的は、3ステップ目と重複してしまいますが、思考の整理でしょう。
思考を整理することで、短時間で的確に答えに到達する、
そのためには空間の整理と情報の整理がマストだということです。
 
まず、空間の整理の重要性について。
これはよく言われることで、耳にしたことがある方も多いと思いますが、
机の上がきれいに片付いている人は仕事ができる。
何故なのか。
自分の実感でもそうですが、物事を考えるときに視界にものが多く入ったり
様々な色が入ってくると気が散ります。
人間の集中力は5感も含めてのキャパに限界があるからでしょう。
だから、机の上を片付けることによって、
雑念を排除し、集中力を向上させることができるのだと思います。
あとは、仕事のできる人はそれが分かっているから常に片付けておく
といういうのもあるでしょう。
いずれにしても、これが空間の整理が重要な理由です。
 
次に情報の整理ですが、身近に分かりやすいことでいうと、
打ち合わせ等の議事録、結果報告でしょう。
整理の上手な人の場合、論点が明確であり、
個別のコメントはテーマごとに分類され、しかもテーマの設定に納得感があります。
そして結論は何なのか、次にどのような行動を起こし、
いつまでに誰が何を達成するのかを簡潔に説明しています。
一方、下手な人の場合、ただの情報の羅列になってしまっています。
それでは、その後何をするべきなのかが全く分からず、
実際の行動につながりません。
 
繰り返しになりますが、空間、情報を整理することで
思考の整理につながるということです。
 
方法論については本書の内容がすごく参考になります。
2時間くらいあれば十分読み切れるボリュームなので
平日の夜や、週末の空き時間にでもぜひ。
 
ではまた