東京の歩き方 How to walk around Tokyo

ビールと本について書くブログ。時々 カフェとNFL

GRAND KIRIN IPA 日本の気候に合うさっぱりとしたIPA ビールの感想61

こんにちは、

アジュベです。

 

またまた国内大手メーカーのクラフトビールです。

コンビニで見かけたので買ってみました。

 

GRAND KIRIN IPAです。

 

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www.kirin.co.jp

IPAというより、IPA風、といった方が的確かもしれません。

やはり他の国内大手メーカー産クラフトビールと同様、

さっぱりとしています。

以前も本ブログで書いたと思いますが、

私は鼻炎なので、IPAを飲むとくしゃみがでてきます。

しかしこのビールでは発症しません。

それぐらいの濃さということです。

 

だからダメなのではなく、だからこそ海外のIPAとは違うシーンで

活躍できると思います。

正直海外のIPAは濃すぎて、これからの本格的な夏シーズンには向きません。

飲んでるとベタベタするので爽快感がないのです。

これは高気温に加えて多湿な日本の気候のせい、必然の結果です。

なので私が海外のビールを飲むのは秋から冬にかけてが多いのですが。

 

このビール、本格的なIPAを楽しみたい人よりは、

これまで飲んできたものとはちょっと違うビールを楽しみたい人にお勧めです。

これまでのビールの延長線上、と捉えるのが良いでしょう。

 

ではまた

イノベーションのジレンマ(クレイトン・クリステンセン) ブックレビュー12

こんにちは

アジュベです。

 

ゴールデンウィークど真ん中、ゴルフやキックボクシングで体を動かしつつ

しっかりと読書も進めています。

 

本日は経営戦略に関する、こちらの本の紹介です。

 

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
著者のクレイトン・クリステンセンさんはBCGなどを経て、
ハーバードビジネススクールの教授をされています。
そして代表作の本書、“イノベーションのジレンマ”は
日本語版の初版が2001年発行と、少し古めの本ですが、
大ヒットしたので読まれた方、名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
 
内容は、商品のイノベーションについてです。
本書内ではイノベーションを、“持続的イノベーション”と“破壊的イノベーション”の
2種類に分類しています。
 
破壊的イノベーションが持続的イノベーションを駆逐する
 
持続的イノベーションは、市場における従来の主要企業が、お客様の声を聞き、
その意見を商品に反映させることで商品性能を向上させ続けるというものです。
一方破壊的イノベーションは、主に新規参入者が、従来品よりも性能の劣る
商品を大幅な低価格で提供するものです。
そして持続的イノベーションを続けたプレーヤーは、破壊的イノベーションを起こした新規参入者に駆逐されるのです。
 
 
記載されている事例の一つに、アメリカ市場におけるホンダのバイクの成功があります。
かつて、アメリカでバイクといえばハーレーダビッドソンに代表される大型のバイクでした。
しかしその分価格は高かったのです。
1950年代、そこへホンダがスーパーカブを引っさげてアメリカへ進出します。
当初は小さい日本製のバイクなんて売れるわけがないというのが
アメリカでの大方の見方だったのですが、
社員が週末、プライベートでダート・ツーリングに使い出したことをきっかけに、
アメリカ市場での成功が始まります。
 
この本からの教訓は、顧客の声を元にして従来品の性能を向上させるだけでは、
破壊的イノベーションが市場に進出してきたとき、
一気に顧客を奪われる可能性があるということです。
もちろんホンダの事例は、従来とは異なるチャネルでの販売や、
イケてるプロモーション活動も、その成功に貢献していますが、
やはり成功の根元にあるのは、商品性能と価格のバランスでしょう。
 
今も破壊的イノベーションが起こっている
 
このようなことは、現在、我々の日常生活の周りでも起こっています。
例えばテレビ、ハイセンス社の50インチ、4Kの液晶テレビ
家電量販店で数万円で売られています。
しかしHDDは内蔵されていません(外付は可能)。映って音が出れば良いのです。
複雑な機能があれこれついて10万円以上のテレビよりも、
シンプルな数万円の方を消費者は選ぶのです。
さらにこれと同じようなことがスマホ市場でも起こりつつある気がしています。
 
もちろん全ての製品に同様のことがいえるわけではなく、
高速バスのウィラー社のように、従来よりも高品質路線に進出し、
成功している事例もあります。
 
顧客との適切なコミュニケーションが大事
 
認識すべきなのは、顧客にとっての“最適品質最適価格が大事”ということでしょう。
そしてそれは顧客の声を聞いたからといって判明するとは限りません。
顧客自身も自分のニーズに気づいていない可能性がありますから。
ニーズを聞く、試作する、試作品を顧客にぶつてみる、可能性の有無を判断する、
改善点を反映する、といったサイクルを繰り返すことが必要なのです。
 
最後に、持続的イノベーションと破壊的イノベーションは、
製品ライフサイクルのどの段階にあるかによって使い分けが必要です。
製品ライフサイクルについては、以下の本を読まれることをお勧めします。
 
ではまた
 
 

オレンジピールのさわやかビール 柑橘系の香りがきつ過ぎず、さわやかなビール ビールの感想60

こんにちは

アジュベです。

 

今日はGW真っ只中です。

そして最近、ずいぶん暑くなってきましたね。

 

暑い×休日=ビール、です。

 

コンビニで目に止まったビールを買ってみました。

サントリーさんの新商品。

 

オレンジピールのさわやかビールです。

 

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www.suntory.co.jp

IPAを意識してつくられたのだと思います。

確かに柑橘系の香りはしますが、

IPAやAPAに比べると味や香りは薄いです。

そしてこの薄さが日本の気候にあっているのかも。

今はまださわやかな季節ですが、これからどんどん湿度があがります。

そうすると濃いビールは飲みづらくなるんですよね。

なので真夏は新ジャンルがちょうど良かったりします。

ちなみにベトナムの食堂で出てくる生ビールは日本の製品よりずっと薄いのですが、

暑さと湿度の高いベトナムでは最適でした。

「ここで日本のメジャーなピルスナーは濃過ぎて飲めないな」と思ってました。

 

さらには日本人の舌にも合わせているのでしょう。

 

以上の2点を考慮しての、この薄さだと思います。

 

正直ビールだけを飲んでいると、私は少し物足りないですが、

バーベキューなど濃いものを食べたり、暑い場所で飲むとちょうど良いかも。

さらに、「ビールって苦くて苦手」なんて方にも良いでしょう。

 

一緒に宣伝されているカシスのビールもそうですが、

フレーバードなど、さまざまなビールがもっと出てくると

本当の意味でビールが若い方々に浸透していくと思います。

”こんなのビールじゃない”なんていう意見はさらっと受け流しましょう。

 

ちなみに本製品は、発泡酒や新ジャンルではなく、

あくまで”ビール”のカテゴリーでした。

気にする方のために念のため。

 

ではまた

 

ビジネスモデル全史(三谷 宏治) ブックレビュー11

こんにちは

アジュベです。

 

ビジネスモデルに関する本の紹介です。

 

著者は三谷宏治さん。

早稲田ビジネススクール客員教授をされており、

BCGやアクセンチュアで働かれていた方です。

 

ビジネスモデル全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
 
 
 
本書はビジネスモデルの歴史を、1990年、1991〜2001年、2002年以降に分け
各時代を代表する企業のビジネスモデルと、その経営者の考え方や行動を
記載しています。
 
また、コラムでは、クリス・アンダーソン孫正義
マイケル・デルとジェフ・ベゾス、といった、著名な経営者などの
架空の対談が書かれています。
 
総論は近代のビジネスモデルの変遷なので、
ざっとどんなビジネスモデルが存在するのかや、
企業・経営者・ビジネスモデルのベストプラクティスを
知りたいという方におすすめです。
さらに各論を知りたいという方は、本書内で紹介されている本を読めば良いでしょう。
 
この本の面白いところは、ビジネスモデルの変遷がわかる、
というところだと思います。
本にも書かれていますが、どんなに優れた競争優位性でも、
10年経てば陳腐化してしまいます。
だから、どんなに有名で成功したビジネスモデルでも、
それだけを知ると時代への適合性に目が行きづらくなります。
そうならないためにも、成功だけでなく、時代とともに変化してきたことがわかる
本書の価値があるのだと思います。
 
とはいえ、この本だけを読んでも、例えばコンサルタント
仕事の質をすぐに高めることはできないでしょう。
まずはビジネスモデルを知る入り口としての位置付けです。
繰り返しになりますが、各論は個々を深掘った本を読みましょう。
 
ではまた

ピルスナーウルケル 近代のビールの原点、ド王道のビール ビールの感想59

こんにちは

アジュベです。

 

さて、とうとうこの日がやってきました。

 

ビールに順位をつけたくはありませんが、

はっきり言って“一番好きなビール”。

 

ピルスナーウルケルです。

 

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Pilsner Urquell

 

あまりにも有名で、あまりにも元祖で、あまりにも神々しいため

もはや説明することが逆にばかばかしくも思えてきますが

何も語らないわけにもいかないので飲んだ感想です。

 

口に含むとどっしりとしたモルト感を感じられ、

飲んだ後にはしっかりとした苦味が残ります。

ホップはあまり強くなく、モルトがフレーバーの中心です。

オーソドックスながら味わい深いため

逆に料理と合わせずに単独で飲むのが良いでしょう。

温度は7〜10℃くらい、味わうためにはキンキンすぎない方が良いと思います。

 

ピルスナーウルケルは、チェコの左上、ボヘミア地方にある

ドイツにほど近いプルゼニュという街で作られています。

ちょうど10年前、2007年5月にチェコ、そしてプルゼニュを

訪れたことがあるのですが、閑散とした本当に小さな街です。

ブルワリーの名前は、プルゼニュスキープラズドロイ醸造所、

今でも噛まずに早口で言えます。

 

ここの工場見学ツアーは英語、チェコ語、そしてドイツそれぞれで実施しているので

行かれるかたはお得意の言語を選択してください。

さて、なぜドイツ語があるのかというと、

チェコは17世紀前半から約300年間、おおよそ日本の江戸時代と同じくらいの期間、

オーストリア・ハンガリー帝国に占領されていました。

さらには第一次世界大戦後から第二次世界大戦後まではドイツに占領されていました。

以上の経緯からドイツ語が浸透したというわけです。

 

ちなみに日本人に馴染みのある曲、モルダウの流れ、

モルダウというのはチェコの首都プラハの中心を流れる川なのですが、

これもドイツ語です。

チェコ語ではヴルタヴァといいます。

第二次世界大戦後にロシアの介入でドイツ軍がチェコから撤退し、

地名もだんだんとチェコ語に戻されて行ったのですが、

最後までドイツ語で表記されていたのはモルダウだそう。

以上チェコの豆知識でした。

 

10年前に訪問した時はビールがおいしすぎて

10日で43リットルも飲んでしまいました。

チェコではグラスに0.3l,0.5lとメモリが書かれていて、

飲んだ量がわかりやすくなっているんです。

ちなみにビールの価格は、当時のレートで計算すると、

ピルスナーウルケル500mlで、地方の普通のレストランで120円、

プラハの市街地で150円でした。

信じられない安さですが、本当です。

ただし、ヴルタヴァ河にかかるカレル橋近くのカフェなど、

プラハの観光の中心では高騰しすぎるのでご注意を。

 

思い出していると10年ぶりにチェコに行きたくなってきたので

そろそろこの辺で。

 

ではまた

 

今日のゴルフは花見目的、という言い訳

こんにちは

アジュベです。

 

なんと4ヶ月も更新が滞っておりました。

昨年末から続いていた案件が落ち着いたのでようやくの復活です。

言い訳から入ってしまいました。

 

さて、今日は初めて投稿するテーマ、ゴルフです。

一昨年の社員旅行でコンペに参加して以来、すっかりゴルフにはまっています。

とはいえレッスンをしているばかりで実力はまだまだですが。

 

今日は社内のミニコンペで栃木県にある、

あさひヶ丘カントリークラブをラウンドしてきました。

booking.gora.golf.rakuten.co.jp

ここは駐車場の脇にアプローチの練習場があります。

追加料金の必要なし。

ここで練習したおかげでアプローチを落ち着いてできた気がします。

 

こんな感じで仲間たちと回りました。

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桜もまだまだ残っていてきれいでした。

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さて、コースは前半が富士、後半が筑波を回りました。

結果から言いますと、グロス128、パット43でした。

公表するのが本当にお恥ずかしい。

一応ゴルフ歴1年4ヶ月です。

もっと上手くならないと。

 

言い訳をすると、アップダウンが激しく距離を取りづらく、

そしてOBにシビアなコースでした。

ただの言い訳です。

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言い訳ついでに、今日は栃木にお花見に行ってきただけ、だと思い込むようにします。

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週末にレッスンに行っているのですが、やはり練習だけではダメですね。

今の自分に必要なのは実戦経験を積むこと、頻繁にラウンドすることです。

コースに出るたびに課題を発見して、次のラウンドまでに忘れてしまう、

この悪循環を断ち切ることがスコア上昇への第一歩でしょう。

そしてこれを実現するためには、“ゴルフ仲間を増やす”、これが施策の答えです。

 

会社の人やセミナーで知り合った人を伝に、今年はゴルフ仲間を増やしていくことにします。

 

できれば今年中に100切り達成したい。

 

ではまた

 

ヴェデット・エクストラIPA 強めのIPA+ベルギーのスパイス感のするビール ビールの感想58

こんにちは

アジュベです。

 

本日は、ベルギーのIPAの紹介です。

ビール大国ベルギーでも昨今のIPAブームに

乗っからざるを得ないのでしょうか。

 

ヴェデット・エクストラIPAです。

 

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vedett.jp

個人的にはホワイトのイメージが強いヴェデットでした。

IPAはおそらく初めてです。

さて、飲んでみると、まずは苦みを感じます。

そしてその後、柑橘系のフレーバーが鼻から抜けていき、

ザ・IPAを飲んでる感じを満喫できます。

ちなみにいうと、甘さは感じられません。

そしてベルギービールらしいなと思ったのは、

若干スパイスの香りがしたところ。

流行りの中にも伝統を取り入れていて、すごく好感が持てました。

 

最後に細かいことですが、ヴェデットクラスになると

ホームページも日本語対応しているんですね。

さすが。

 

これからは商品そのものの良さだけでは勝てません。

プロモーションも重要。

言語対応もそうだし、インスタで毎日バンバン投稿をアップするなど

時代に合わせた情報発信が求められるのでしょう。

 

ではまた

 

 

オールド・トム 甘くて香ばしいじっくり飲みたいビール ビールの感想57

こんにちは

アジュベです。

 

本日は、イギリスで最も古く、最も有名なビールのひとつ、

らしいビールの紹介です。

 

オールド・トムです。

 

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Old Tom

 

見た目はダークからブラックにかけての色合い。

飲んでみると見た目通り、どっしりとした重たさがあります。

味わいは甘く、そして香ばしいフレーバーがして、

アルコール度数は8-9%で、フレーバーからも

アルコール感がしっかりと感じられます。

12℃くらいと、あまり冷やさずに、

夜中にじっくりと飲むのにふさわしいビールです。

 

このビールを醸造しているイギリスのロビンソン醸造所は6代目だそう。

6代目で最古のひとつというのが古いのか新しいのかよくわかりませんが

イギリスの伝統であるエールを代表していることはわかります。

 

ではまた

フラーズ インディアペールエール イギリスらしいIPA ビールの感想56

こんにちは

アジュベです。

 

本日は本場イギリス産のIPAです。

インディアペールエールといえど、本場はイギリスです。

 

フラーズ インディアペールエールです。

 

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www.fullers.co.uk

グラスに口を近づけると、まずは華やかなホップのアロマが漂います。

飲むと柑橘系の味はなく、モルトを強く感じ、そして最後に苦味が残ります。

アメリカのIPAと比較すると香りの刺激は穏やかで、

イギリスらしさを感じさせます。

私はアレルギー性鼻炎がひどく、

IPAを飲むと、季節によってはくしゃみが止まらないのですが

このビールは大丈夫でした。

 

昨今のIPAブームではどうも柑橘系の強いビールが

飲食店でよく提供されているようですが、

本場のIPAもお忘れなく。

 

製造者のフラーズは、ロンドンプライドやESBなど、

様々な銘柄を出しているブルワリーです。

そしていいビールを作るんです。

小売店で見かけたらぜひお試しください。

 

ではまた

ウルトラ スワフ ベルギーにしてモルト感の強いビール ビールの感想55

こんにちは

アジュベです。

 

忘年会シーズンが始まり、連日の飲み会。

ようやく1週間ぶりの投稿となりました。

 

今日は、華やかな香りの印象が強いベルギービールの中でも珍しく、

モルト感の強いビールのご紹介です。

 

ウルトラ スワフです。

 

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www.worldbeer.co.jp

すでに書いたように、モルト感の強いビールです。

ベルギービールは華やかでスパイシーな香りが特徴ですが、

このビールはどちらかというとドイツのビールに近い印象があります。

 

原材料を見てみると、麦芽、ホップのみ。

やはりこれも他のベルギービールとの違い、

スパイスや糖類が書かれていません。

 

ブルワリーの場所がドイツに近いのかと思って調べてみましたが

別にそういうわけでもないよう。

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なんとも不思議な感じですが、原産国に惹かれて買うと

思っていた味と違うかもしれません。

ドイツビール好きの方はぜひ。

 

ではまた